関節リウマチ×幹細胞治療|免疫の暴走を根本から整える新しい選択肢

朝、目が覚めると手指がこわばって動かない。しばらく握ったり開いたりしているうちに、少しずつ動くようになる。でも痛みは残る。

ペットボトルのフタが開けられない日がある。ドアノブを回すのがつらい。趣味だった編み物やゴルフを諦めた。「この痛みは一生続くのだろうか」——そう感じていませんか。

日本の関節リウマチ患者は推定70〜100万人。女性は男性の約4倍かかりやすく、30〜50代の働き盛りに多い病気です。

リウマチの治療はこの20年で大きく進歩しました。ですが、今の治療はどれも免疫の暴走を「薬の力で押さえ込む」もの。根っこから治しているわけではありません。

この記事では、幹細胞治療という新しいアプローチについてお話しします。免疫を「押さえ込む」のではなく「バランスを整え直す」。しかも壊れた関節の修復まで促す可能性がある——今までの治療とは考え方が違うアプローチです。

358名分の臨床データをまとめた分析では、関節の腫れと痛みが改善。1回の点滴で1年間効果が持続したという報告もあります。

ただし、まだ標準治療ではありません。効かない方もいます。良い面もリスクも正直にお話しします。

この記事を書いているのは: マレーシアで7年以上、200名以上の日本人患者さんの幹細胞治療をサポートしてきたEmpression(再生医療パートナー)です。


目次

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関節リウマチが「治らない」と言われる理由

関節リウマチは、自分の免疫が自分の関節を攻撃してしまう病気です。

免疫というのは、本来はウイルスや細菌から体を守る「防衛隊」。ところがリウマチでは、この防衛隊が味方の関節を敵だと勘違いして攻撃し始めます。

攻撃が続くと、関節の中の膜に炎症が起き、骨や軟骨がどんどん壊されていく。放置すれば指が変形し、膝や手首が動かなくなります。

やっかいなのは3つ。

まず、免疫の暴走が自力では止まらないこと。炎症を起こす物質が大量に出続け、ブレーキ役の免疫細胞がうまく働かなくなっています。アクセル全開でブレーキが壊れた車のような状態です。

次に、関節破壊は発症から2年以内に一気に進むこと。「そのうち良くなるかも」と様子を見ている間に、関節が取り返しのつかないレベルまで壊されてしまう。

そして、リウマチは関節だけの病気ではないこと。肺や目、血管にも影響が出ることがあり、全身の病気です。

今の薬は、この暴走している免疫を「力ずくで押さえ込む」ことで症状をコントロールしています。でも、免疫が暴走し始めた根本原因を治しているわけではない。だから薬をやめると再発するリスクがあり、何年も何十年も飲み続けることになります。


リウマチの薬はなぜ増え続けるのか

リウマチの薬物療法には3つのステップがあります。

まずメトトレキサート(MTX)。リウマチ治療の世界標準薬で、免疫を抑えて関節破壊の進行を防ぎます。約6〜7割の方に効きますが、肝臓への負担や肺への副作用があり、定期的な血液検査が欠かせません。

MTXで効果が足りない場合、次に生物学的製剤(バイオ製剤)が追加されます。炎症を起こす物質をピンポイントでブロックする注射薬で、効果は高い。ただし、免疫を弱めるので感染症にかかりやすくなること、年間100〜200万円以上の医療費がかかることが課題です。

さらに効果が足りなければ、JAK阻害薬(飲み薬)が使われます。帯状疱疹や血栓のリスクが報告されています。

つまり、効かなければ薬を追加し、それでも効かなければさらに強い薬に切り替える。この繰り返しです。

そしてどの薬にも共通する限界が3つあります。

1つ目、「抑える」だけで「治す」わけではないこと。薬をやめれば再燃するリスクがある。

2つ目、免疫全体を弱くしてしまうこと。風邪や肺炎にかかりやすくなる。

3つ目、壊れた関節は元に戻らないこと。炎症を止めても、すでに壊れた軟骨や骨は再生しない。

「免疫を押さえ込むのではなく、バランスを整え直す」「壊れた関節の修復も促す」——この2つを同時にできる可能性があるのが、幹細胞治療です。


関節リウマチの幹細胞治療は薬と何が違うのか

一番大きな違いは、免疫への働きかけ方です。

今の薬(メトトレキサート、生物学的製剤、JAK阻害薬)は、免疫を「押さえ込む」薬です。暴走している免疫を力ずくで抑えるので、暴走は止まるけれど、必要な免疫力まで一緒に弱くなってしまう。感染症にかかりやすくなるのはこのためです。

幹細胞は違います。暴走している免疫細胞に直接働きかけて落ち着かせると同時に、免疫のブレーキ役の細胞を増やして、暴走を自然に止める力を取り戻させます。つまり、免疫を「抑える」のではなく「整える」。必要な免疫力を残しながら、暴走だけを鎮めるアプローチです。

リウマチの幹細胞治療が関節の修復を促す仕組み

今の薬の最大の弱点は、「これ以上壊れるのを止める」ことはできても、「壊れた関節を治す」ことはできないこと。

幹細胞はここにもアプローチできる可能性があります。幹細胞自身が軟骨や骨の細胞に変化して損傷部分を修復したり、周囲の細胞に「修復しなさい」という信号を出して組織の再生を促したりします。

まだ研究段階ですが、「炎症を止める+壊れた関節の修復を促す」という2つの力を持っているのは、今の薬にはない幹細胞ならではの特徴です。

リウマチの幹細胞治療が炎症を直接鎮める仕組み

リウマチでは関節の中で膜が異常に増殖して、これが軟骨や骨を食い荒らします。幹細胞はこの膜の炎症を直接抑える物質を出して、破壊の進行を食い止めます。

ただし、今の薬の「代わり」ではありません

大事なことを先にお伝えします。幹細胞治療は、今飲んでいる薬を全部やめて切り替えるものではありません。今の治療に「プラスする」形で始めて、改善が見られたら主治医と相談しながら少しずつ薬を調整していく。これが現実的な使い方です。


関節リウマチ×幹細胞治療の臨床データ

では、実際にどのくらいのデータがあるのか。

358名分のリウマチ×幹細胞データを分析(2023年・PLOS ONE)

4件の臨床試験(合計358名)のデータをまとめて分析した研究です。

  • 幹細胞を投与したグループで、腫れた関節・痛みのある関節の数が改善
  • 重い副作用の報告なし
  • ただし著者は「もっと大規模な研究が必要」と指摘

リウマチに幹細胞を1回点滴して1年間追跡した試験(2022年)

リウマチ患者15名に、幹細胞を1回だけ点滴して1年間追跡した試験です(Stem Cell Research & Therapy掲載)。

  • 腫れた関節の数:1年後も改善が持続
  • 痛みのある関節の数:1年後も改善が持続
  • 炎症の数値(CRP):改善傾向
  • 重い副作用:なし

特に重要なのは、この試験の対象者の多くが今の薬で十分な効果が出ていなかった方々だったこと。それでも1回の点滴で1年間の改善が見られました。

薬が効かない難治性リウマチでも改善を確認(2020年)

臍帯(さいたい)由来の幹細胞を使った研究で、従来の薬が効きにくかった難治性のリウマチ患者でも症状の改善が確認されました(Annals of the Rheumatic Diseases掲載)。

世界でリウマチ×幹細胞の研究はどこまで進んでいるか

2024年1月時点で、世界の臨床試験データベースには17件のリウマチ×幹細胞の臨床試験が登録されています。エビデンスは年々増えています。


関節リウマチ×幹細胞治療を受けた人の体験談

50代女性・リウマチ歴8年(薬で寛解できなかった方)

MTXと生物学的製剤を3年間使用。症状はある程度抑えられていたが寛解には至らず、手指と手首の痛み、朝のこわばり(約60分)が続いていた。

幹細胞の点滴を受けて1ヶ月後、朝のこわばりが約30分に短縮。3ヶ月後に炎症の数値が改善。6ヶ月後、主治医と相談してメトトレキサートを減量。1年後も良い状態を維持。

60代女性・リウマチ歴15年(生物学的製剤を何度も変更した方)

生物学的製剤を3種類試したが、どれも途中で効きが弱くなった。両膝と両手首に変形あり。

幹細胞の点滴後、劇的な改善ではなかったが、痛みの自己評価が10段階で7→5に改善。「朝起きるのが少し楽になった」との実感。6ヶ月後に追加投与を行い、さらに改善が見られた。

40代女性・リウマチ歴3年(MTXの副作用で十分な量を使えなかった方)

MTXで肝機能の数値が悪化し、増量できない状態だった。

幹細胞の点滴を受けて2ヶ月後から関節の腫れが引き始め、4ヶ月後には主治医と相談してMTXを中止。8ヶ月後も寛解を維持。

⚠️ これらは個人の体験であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。関節の変形がかなり進んでいる場合は改善に限界があります。一般的に、早い段階のリウマチほど効果が期待できる傾向があります。


リウマチの幹細胞治療が向いている人・向いていない人

向いている人

✅ メトトレキサートで十分な効果が出ていない方 → 薬が効きにくいリウマチでも、臨床試験で改善が報告されています

✅ 生物学的製剤を何種類も試したが、どれも合わない方 → 幹細胞は薬とは仕組みが違うので、薬でダメだった方にも可能性があります

✅ 薬の副作用がつらくて十分な量を使えない方 → 幹細胞治療はこれまで重い副作用が報告されていません。副作用で薬を増やせない方の選択肢になりえます

✅ 薬を減らしたい・できれば薬漬けの生活を変えたい方 → 免疫のバランスが整えば、薬を減らせる可能性があります。実際に減薬に成功した方もいます

✅ リウマチと診断されて間もない方 → 関節が壊れる前に手を打てれば、将来的な関節破壊を防げる可能性があります

向いていない人

❌ まだメトトレキサートを十分に試していない方 → MTXはリウマチ治療の基本中の基本。まずこれをしっかり試してからの検討をおすすめします

❌ 1回で完治することを期待している方 → 幹細胞治療で「リウマチが消える」わけではありません。免疫のバランスを整え直して、症状を改善し、薬を減らすことを目指す治療です

❌ 関節の変形がかなり進んでいて手術が必要な方 → 壊れた骨を元に戻すことは難しい。手術が必要な段階であれば、まず整形外科と相談してください


関節リウマチ×幹細胞治療のよくある質問

リウマチの幹細胞治療は今の薬と併用できる?

はい。むしろ今の薬を急にやめることはおすすめしません。幹細胞治療は今の治療に「プラスする」形で始めて、改善が見られたら主治医と相談しながら少しずつ薬を調整していくのが安全です。

リウマチが進行していても幹細胞治療は効く?

早い段階のリウマチほど効果が期待できます。関節の破壊がかなり進んでいる場合、壊れた骨や軟骨を完全に元通りにするのは難しい。ただし、炎症を抑えて痛みを和らげる効果は、進行したケースでも期待できます。

リウマチの幹細胞治療の効果はいつから出る?

多くの方が1〜3ヶ月後から、朝のこわばりの改善や痛みの軽減を実感しています。血液検査の数値は1〜2ヶ月後から変化が見られることが多いです。

リウマチの幹細胞治療は何回必要?

臨床試験では1〜2回の投与で効果が報告されています。まず1回の投与から3〜6ヶ月で効果を評価し、必要に応じて追加を検討します。

リウマチの幹細胞治療に副作用はある?

これまでの臨床試験で重い副作用は報告されていません。点滴中に一時的な心拍数の変化や軽い胸の圧迫感がまれにありますが、数分で収まります。生物学的製剤のように感染症リスクが大きく高まることは確認されていません。

リウマチの幹細胞治療でステロイドを減らせる?

ステロイド使用中でも治療は受けられます。幹細胞治療で改善が見られれば、ステロイドの減量につながる可能性があります。ただし自己判断での減薬は危険なので、必ず主治医と相談してください。

なぜマレーシアでリウマチの幹細胞治療を受けるのか?

日本では法律の関係で、臍帯由来の幹細胞を使った治療が受けにくい状況です。リウマチの場合、自分の細胞は免疫異常の影響を受けている可能性があるため、健康な赤ちゃんの臍帯から採った幹細胞を使えることは特に重要です。マレーシアの提携病院は政府認可施設で、日本語で最初の相談から治療後のフォローまで対応しています。


リウマチの幹細胞治療の流れ(マレーシア)

STEP 1|LINE or メールで無料相談 今の治療内容、血液検査の数値、困っている症状をお聞きします。幹細胞治療が合っているか、正直にお伝えします。日本の主治医との連携にも対応しています。

STEP 2|オンラインカウンセリング(無料) 専門スタッフが詳しくお話を伺います。「まだ薬を十分に試していない方にはそちらを優先してください」とお伝えすることもあります。

STEP 3|マレーシアで治療(2泊3日〜) 到着後に血液検査と専門医の診察。問題なければ臍帯由来の幹細胞を点滴投与します。60〜90分で麻酔不要。必要に応じて関節への直接注入を併用することもあります。

STEP 4|帰国後フォロー 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月にオンラインで経過確認。血液検査の変化、薬の調整などを一緒に追いかけます。主治医への報告書も作成可能です。


リウマチの幹細胞治療のリスクと注意点

良いことだけは書きません。

  • すべての方に効果があるわけではありません。リウマチ歴が長く関節破壊が進んでいる場合、改善には限界があります
  • まだ標準治療ではありません。日本リウマチ学会やACR(米国リウマチ学会)のガイドラインで推奨されるには、まだ時間がかかります
  • 今の薬の「代わり」ではなく「プラスα」です。薬を全部やめて幹細胞に切り替えることはおすすめしません
  • 保険は使えません。自費の治療です
  • 10年以上の長期データはまだありません
  • 最適な投与量や回数は、まだ研究途上です
  • 日本の薬の副作用救済制度の対象外です

それでも検討する価値があるとしたら——

メトトレキサートが効かない。生物学的製剤を何種類も試した。副作用で十分な治療ができない。薬漬けの毎日から少しでも抜け出したい。

そういう方にとって、免疫のバランスを整え直し、関節の修復まで促すアプローチは、今ある選択肢の中で最も可能性のある方法の一つです。

特にリウマチの早い段階なら、関節が壊れてしまう前に手を打てる可能性があります。


まずはLINEでご相談ください

リウマチの痛みや薬の不安は、周りになかなか理解されにくいもの。

今の治療内容や血液検査の結果をお伝えいただければ、幹細胞治療が合っているかどうか、正直にお話しします。


免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の治療法を推奨するものではありません。幹細胞治療はマレーシアにおいて実施される医療行為であり、使用される臍帯由来の幹細胞は日本国内では未承認です。保険適用外の自費診療となります。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。現在の治療を自己判断で中止しないでください。必ず主治医にご相談ください。海外での治療は日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

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