アトピー×幹細胞治療|ステロイドを減らしたい人が知るべきこと

朝起きたら、シーツに血がついていた。

夜中に無意識で掻きむしっていたらしい。鏡を見ると、首と肘の内側が赤くただれている。今日も長袖を着なきゃ。真夏なのに。

ステロイドを塗れば一時的に落ち着く。でもやめた途端にぶり返す。もう20年、この繰り返し。

——こんな毎日を送っていませんか?

この記事は、「ステロイドに頼り続ける生活を変えたい」「アトピーを体質から何とかしたい」と思っている方のために書きました。

最近、幹細胞治療というアプローチがアトピーに使われ始めています。72名の臨床試験では、約7割の人が症状半分以上改善という結果が出ました。

「本当に効くの?」「ステロイドをやめられるの?」「費用は?リスクは?」——全部、正直にお話しします。良いことだけでなく、効かない可能性や限界もそのまま書いています。

5分で読めます。まずはざっと目を通してみてください。

この記事を書いているのは: マレーシアで7年以上、200名以上の日本人患者さんの幹細胞治療をサポートしてきたEmpression(再生医療パートナー)です。

目次

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アトピーはなぜ何十年も治らないのか

「アトピーは肌の病気でしょ?」と思われがちですが、本当の原因は肌ではなく、体の中の免疫の暴走です。

普通の人なら気にもしないダニやほこり、花粉に対して、体の防御システム(免疫)が過剰に反応してしまう。その結果、肌に炎症が起きて、かゆみ・赤み・湿疹が出る。

つまりアトピーの正体は、「免疫が敵じゃないものを敵と勘違いして暴走し続けている状態」です。

さらにやっかいなのが、この3つが悪循環を作っていること。

① 免疫が暴走して肌に炎症が起きる → ② 炎症で肌のバリア(防御壁)が壊れる → ③ バリアが壊れると外から刺激がどんどん入ってくる → ① に戻ってさらに免疫が暴走する

この「炎症 → バリア破壊 → さらに炎症」のループが延々と回り続けるから、アトピーは何十年も治らないのです。

今の治療(ステロイド、飲み薬、注射)は、このループの一部を一時的に止めることはできます。でも、ループの根っこ=免疫の暴走そのものは止められていません。だから薬をやめると、またループが回り始める。


アトピーのステロイド治療——やめるとぶり返すのはなぜ?

ステロイドは優秀な薬です。塗ればすぐ炎症が引く。正しく使えば怖い薬ではありません。

でも多くのアトピー患者さんが感じているのは、こういうことではないでしょうか。

  • 塗っている間は良い。やめるとすぐ戻る
  • だんだん効きが悪くなってきた気がする
  • 肌が薄くなってきた。血管が透けて見える
  • 20年間ずっとステロイドを手放せない

ステロイドは「火を消す消火器」です。火(炎症)は消せるけど、火を起こしている犯人(免疫の暴走)は捕まえられない。だから消火器を置いた途端に、また火がつく。

新しい薬(デュピクセントやミチーガなどの注射薬)は、炎症を起こす特定の物質をピンポイントでブロックします。ステロイドより根本に近いアプローチで、効果が高い方も多いです。ただし、月3〜5万円の自己負担が長期間続くこと、やめると症状が戻る可能性があること、そして全員に効くわけではないという課題があります。

飲み薬(JAK阻害薬)も最近出てきましたが、感染症リスクがあり定期的な血液検査が必要です。

どの治療も、基本的には「免疫の暴走を薬の力で押さえ込み続ける」アプローチ。薬をやめたらどうなるか?——ここが、多くの方が不安に感じているポイントだと思います。


アトピーに幹細胞治療が注目される理由

ここまで読んで、「じゃあ幹細胞はどう違うの?」と思いますよね。

一番の違いは、「炎症を抑え込む」のではなく「免疫の暴走そのものを鎮める」ことを目指す点です。

もう少し具体的に説明します。

幹細胞がアトピーの免疫の暴走をなだめる

アトピーの体の中では、免疫細胞が興奮状態にあります。幹細胞は、この興奮した免疫細胞に直接働きかけて、「もう暴れなくていいよ」とおとなしくさせます。

ステロイドが「火を消す消火器」なら、幹細胞は「放火犯をなだめるカウンセラー」のようなもの。火(炎症)を消すだけでなく、火をつけている原因(免疫の暴走)にアプローチします。

幹細胞がアトピーで壊れた肌のバリアを修復する

長年の炎症とかきむしりで、アトピーの肌は防御壁がボロボロになっています。幹細胞は肌の修復を助ける物質を出して、この壊れたバリアの立て直しを促します。

バリアが回復すれば、外からの刺激が入り込みにくくなる。すると免疫が反応する機会も減る。つまり、あの悪循環のループを断ち切ることにつながります。

幹細胞は点滴で全身のアトピーに届く

ステロイドは塗った場所にしか効きません。でも幹細胞は点滴で入れるので、血液に乗って全身を巡ります。しかも、炎症が起きている場所を自分で見つけてそこに集まる性質があります。

顔、首、肘の内側、膝の裏——全身のアトピーに1回の点滴で同時にアプローチできるのは、塗り薬にはない大きなメリットです。

ただし、魔法の治療ではありません

大事なことなので先にお伝えします。幹細胞治療は「アトピーが1回で完治する魔法」ではありません。

免疫のバランスを根っこから整え直すことを目指す治療ですが、全員に効くわけではなく(約3割の方は十分な改善が見られていません)、かゆみへの効果はまだ科学的に十分な差が証明されていません。

「可能性のある新しい選択肢」であって、「確実な治療法」ではない。この前提を持って、続きを読んでください。


アトピー×幹細胞治療を受けた人の体験談

データの前に、実際に幹細胞治療を受けた方の体験をご紹介します。

Aさん(40代女性・アトピー歴25年以上)

ステロイドを20年以上使い続けて、肌がどんどん薄くなっていくのが怖かった。幹細胞の点滴を受けて3ヶ月くらいで、首と肘の内側の赤みが明らかに引いてきました。完全に消えたわけではないけど、ステロイドの使用量が半分以下になったのが一番嬉しい。

Bさん(30代男性・アトピー歴15年)

正直、最初は半信半疑でした。でも治療後2ヶ月くらいから、夜中に掻きむしって目が覚めることがほとんどなくなった。睡眠の質が上がったのが一番大きいです。肌の見た目も良くなったけど、それよりぐっすり眠れることがこんなに嬉しいとは。

全身性アトピーの患者さん

顔を含む全身に重度の症状があった方。臍帯(さいたい)由来の幹細胞を2回投与後、顔・全身の赤みと炎症が写真でわかるレベルで改善しました。

⚠️ 注意: これらは個人の体験です。同じ結果を保証するものではありません。約3割の方には十分な改善が見られないこともあります。

治療を受けた方の傾向:

  • 30〜50代が中心
  • アトピー歴10年以上がほとんど
  • ほぼ全員がステロイド長期使用者
  • 来院理由は「ステロイドに頼り続ける生活を変えたい」が最多

アトピー×幹細胞治療の臨床データ

「体験談だけで信じていいの?」——当然の疑問です。ちゃんとしたデータがあるか確認しましょう。

72名の臨床試験(2024年・世界トップレベルの医学誌に掲載)

アレルギー分野で最も権威ある医学誌に掲載された試験です。

  • 対象: 中くらい〜重症のアトピー成人72名
  • 方法: 幹細胞の点滴を週1回×3週間。偽の治療を受けたグループとの比較
  • 結果:
    • 約7割の人が、症状が半分以上改善
    • 12週間後のアトピーの重さを測るスコアが、偽の治療と比べて明確に改善
    • 重い副作用はゼロ
  • 課題: かゆみのスコアでは、まだ偽の治療との差が十分に出ていない

参考まで、最新の注射薬(デュピクセント)で同じ基準を達成する人は約7〜8割。幹細胞の約7割という数字は最新薬に迫るレベルです。

世界初のアトピー×幹細胞試験(2017年)

  • 34名の中〜重症アトピー成人が参加
  • 多く投与したグループほど改善が大きかった
  • アレルギー反応の数値も下がった
  • 重い副作用なし

幹細胞の「分泌物だけ」でも効く可能性(2025年)

最新の研究では、幹細胞そのものを入れなくても、幹細胞が出す物質だけでアトピーが改善するという報告が出ています。将来はもっと手軽に受けられるようになるかもしれません。


アトピーの幹細胞治療でステロイドを減らせる可能性はあるか

一番気になるのはここだと思います。

正直に言います。「幹細胞治療を受ければステロイドをやめられます」とは言えません。

ただし、実際に治療を受けた方の中には、ステロイドの使用量が半分以下になったという方がいます。免疫の暴走が落ち着けば、消火器(ステロイド)を使う回数は自然と減っていきます。

ここで絶対に守ってほしいのは——

⚠️ 自分の判断でいきなりステロイドをやめないでください。

「脱ステロイド」という言葉がネットで広まっていますが、急にやめると症状が爆発的に悪化する(リバウンド)リスクがあります。幹細胞治療を受けた場合でも、ステロイドの減らし方は必ず皮膚科の先生と相談しながら、少しずつ進めてください。

幹細胞治療の目指すところは、「ステロイドを完全にゼロにする」ことではなく、「ステロイドに頼る量と頻度を減らし、肌のコントロールが楽になる状態」です。


アトピーの幹細胞治療が向いている人・向いていない人

向いている人

✅ ステロイドを長年使い続けていて、減らしたいと思っている方 → 免疫バランスの根っこから整えることで、ステロイド依存を減らす可能性があります

✅ 注射薬(デュピクセントなど)が効かなかった、または副作用で続けられない方 → 仕組みが違うので、注射薬でダメだった方にも可能性があります

✅ 全身に広がるアトピーで、塗り薬だけでは追いつかない方 → 点滴1本で全身にアプローチできるのは大きなメリットです

✅ アトピーの体質そのものを変えたいと思っている方 → 「症状を抑える」ではなく「体質を整える」アプローチです

向いていない人

❌ 「1回で完治したい」と思っている方 → 幹細胞治療は魔法ではありません。時間をかけて体質を変えていくものです

❌ 今の治療をまだ十分に試していない方 → ステロイドの正しい使い方、保湿、生活改善をまだ試していないなら、まずそちらが先です

❌ 軽症のアトピーの方 → 軽い症状なら今の治療で十分コントロールできます。幹細胞は中〜重症の方が対象です

❌ 18歳未満の方 → 小児へのデータがまだ不十分なため、当院では成人の方のみ受け付けています


アトピー×幹細胞治療のよくある質問

アトピーに幹細胞治療は本当に効くの?

72名の臨床試験で、約7割の方に症状の改善が見られました。ただし約3割の方には十分な効果がなく、かゆみへの効果もまだ科学的に完全には証明されていません。「可能性が高い」けれど「絶対ではない」——これが正直な答えです。

アトピーの幹細胞治療で「完治」する?

現時点では完治を保証できる治療ではありません。ただ、多くの方が実感しているのは「ステロイドの量が減った」「夜ぐっすり眠れるようになった」「赤みが引いた」といった変化です。

アトピーの幹細胞治療に副作用はある?

臨床試験で重い副作用は報告されていません。軽いだるさや頭痛が出ることがありますが、数日で収まります。

アトピーの幹細胞治療はステロイドを使いながら受けられる?

はい。むしろ急にステロイドをやめるのは危険です。治療と並行しながら、改善に合わせて少しずつ減らしていくのが安全です。

アトピーの幹細胞治療は何回受ければいい?

まず週1回×3回を1セットとして受けていただきます。その後3〜6ヶ月の変化を見て、追加が必要かを判断します。1年後に2回目のセットを受ける方が約3〜4割です。

アトピーの幹細胞治療の効果はいつ頃から出る?

多くの方が1〜3ヶ月後に変化を感じ始めます。「夜中に掻く回数が減った」「赤みが薄くなった」など。薬のような即効性ではなく、じわじわと良くなっていくイメージです。

アトピーの幹細胞治療はデュピクセントやJAK阻害薬と併用できる?

基本的に大丈夫ですが、免疫に作用する治療同士なので、カウンセリングで今使っている薬をすべてお知らせください。

子どものアトピーでも幹細胞治療を受けられる?

現在のデータは大人が対象のものがほとんどです。当院では18歳以上の方を対象としています。

アトピーの幹細胞治療をマレーシアで受ける理由は?

日本では法律の関係で、赤ちゃんの臍帯(さいたい)から採った幹細胞を使った治療が受けにくい状況にあります。臍帯由来の幹細胞は若くて元気で、アトピーの免疫バランスを整える力が強い。マレーシアの提携病院は政府認可の施設で、この細胞を使った治療を提供しています。日本語対応で、カウンセリングから治療後のフォローまで全部日本語でサポートします。


アトピーの幹細胞治療の流れ(マレーシア)

STEP 1|LINE or メールで無料相談 アトピーの症状、今使っている薬、困っていることをお聞きします。「まだ情報収集段階」でもOKです。

STEP 2|オンラインカウンセリング(無料・15分) 日本人スタッフが、あなたのアトピーに幹細胞治療が合っているかを正直にお伝えします。向いていない場合はその旨をお伝えします。

STEP 3|マレーシアで治療(3〜5日の滞在) 到着後に血液検査。問題なければ臍帯由来の幹細胞を点滴で投与します。1〜2時間で入院不要。空港からホテル、病院まで付き添います。

STEP 4|帰国後フォロー 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月にオンラインで経過確認。ステロイドの使用量の変化も一緒に追いかけます。


アトピーの幹細胞治療のリスクと注意点

良いことばかり書くつもりはありません。

  • 約3割の方には十分な改善が見られていません。 効果には個人差があります
  • かゆみへの効果は、まだ科学的に十分に証明されていません。 アトピーで一番つらいのはかゆみなので、ここは正直にお伝えします
  • 1回で完治する治療ではありません。 半年〜1年で追加治療を検討する方もいます
  • 保険は使えません。 自費の治療です
  • 今の治療(ステロイドなど)の代わりにはなりません。 かかりつけの皮膚科と連携しながら進めてください
  • 日本の薬の副作用救済制度の対象外です
  • 長期的な安全性データは5年分までです。 10年、20年のデータはまだありません

それでも検討する価値があるとしたら——

20年間ステロイドを塗り続けている。最新の注射薬も試したけどダメだった。全身にアトピーが広がっていて、塗り薬が追いつかない。

そんな方にとって、免疫バランスを根っこから整え直し、薬への依存を減らす可能性がある幹細胞治療は、試してみる価値のある選択肢だと考えています。


まずはLINEでご相談ください

「自分のアトピーに合うのかわからない」——それが普通です。

今の症状、アトピー歴、使っている薬を教えていただければ、向いているか向いていないか、正直にお伝えします。「向いていません」とお伝えすることもあります。


免責事項: 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の治療法を推奨するものではありません。幹細胞治療はアトピー性皮膚炎に対する保険適用外の治療です。マレーシアで使用される臍帯由来の幹細胞は日本国内では未承認です。治療効果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。現在の治療を自己判断で中止しないでください。必ず主治医にご相談ください。海外での治療は日本の医薬品副作用被害救済制度の対象外です。

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